| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 大阪府北河内エリア |
| 職業 | 会社員 |
| 年齢 | 41歳 |
| 家族構成 | 本人・子ども2人 |
| 物件種別 | 戸建て |
| 残債 | 3,100万円 |
| 売却価格 | 1,750万円 |
ご相談のきっかけ
「まさか自分がこんな状況になるとは、思ってもいませんでした」
そう静かに話してくださったのは、40代のAさんです。
住宅を購入したのは30代後半のこと。当時は大手メーカーの営業職として働き、歩合給も含めると年収は500万円を超えていました。貯蓄には余裕がなかったものの、奥様が「そろそろ家を持ちたい」と強く望まれ、二人で話し合ったうえで購入を決断しました。
ところが、生活は少しずつ歯車が狂い始めます。共働きで慌ただしい毎日が続く中、自宅の片付けが追いつかなくなり、気づけば室内は物があふれた状態に。Aさんが仕事から帰っても、家の中に安らぎを感じられなくなっていきました。
すれ違いが重なるうちに夫婦関係にもひびが入り、最終的に離婚という選択をされました。お子さん2人はAさんが引き取ることになり、シングルファーザーとしての新生活がスタートしました。
ローン滞納に至るまで
離婚後、Aさんは収入を増やそうと外資系の保険営業へ転職しましたが、成果が出るまでに時間がかかり、思うように収入が伸びませんでした。子育て費用や生活費を優先するうちに、住宅ローンの返済が後回しになっていき、気づいたときには6か月分の滞納になっていました。
代位弁済の通知が届いたとき、Aさんは「もう手遅れかもしれない」と感じながらも、わらにもすがる思いで相談窓口の扉を叩いてくださいました。
ご提案と解決までの道のり
初回の面談では、まずAさんの気持ちをしっかりお聞きすることから始めました。状況を整理すると、固定資産税の未納が数年分あり、差押リスクも抱えていることがわかりました。そこで、債権者への任意売却交渉と並行して、市区町村への分割払い協議も進めることをご提案しました。
室内の状態については、Aさん自身がとても几帳面な方で、「売るためなら自分でやります」と率先して片付けや清掃を続けてくださいました。内覧のたびに丁寧に整えていただいたことが、購入希望者の方々への印象アップにつながりました。
債権者との価格交渉も粘り強く進め、現実的な条件での合意にこぎつけることができました。
売却後の新しいスタート
売却が成立したころ、Aさんはご両親の協力を得ながら引っ越しを済ませ、新しい住まいでの生活を始めました。また、任意売却の活動と並行して転職活動も続けておられ、固定給の安定した職場への就職が決まりました。
「子どもたちのためにも、ここからちゃんとやり直せます」とおっしゃっていたAさんの言葉が、今でも印象に残っています。
お客様の声
売れるかどうか、本当に不安でした。近所でも似たような状況の家がなかなか売れていたので、正直あきらめかけていました。でも、価格の交渉から役所とのやりとりまで一緒に動いてもらえて、気づいたら前に進めていました。室内の片付けも「自分にできることをやろう」と思えたのが、気持ちの切り替えになった気がします。本当にありがとうございました。
担当者より
Aさんは最初、心が折れかかっている状態でいらっしゃいました。でも、一つひとつの課題を一緒に整理していくうちに、みるみる前向きになっていかれました。室内の清掃も、内覧の立ち会いも、役所への対応も、すべてに真剣に向き合ってくださったAさんだからこそ、3か月という期間で解決できたのだと思っています。
どんなに荒れた状態でも、どんなに滞納が重なっていても、諦める必要はありません。
まず話してみることが、前に進む第一歩です。