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室内荒廃状態からの任意売却

Posted on : 2026.06.12
項目 内容
所在地 大阪府北河内エリア
職業 会社員
年齢 41歳
家族構成 本人・子ども2人
物件種別 戸建て
残債 3,100万円
売却価格 1,750万円

 

ご相談のきっかけ

「まさか自分がこんな状況になるとは、思ってもいませんでした」

そう静かに話してくださったのは、40代のAさんです。

住宅を購入したのは30代後半のこと。当時は大手メーカーの営業職として働き、歩合給も含めると年収は500万円を超えていました。貯蓄には余裕がなかったものの、奥様が「そろそろ家を持ちたい」と強く望まれ、二人で話し合ったうえで購入を決断しました。

ところが、生活は少しずつ歯車が狂い始めます。共働きで慌ただしい毎日が続く中、自宅の片付けが追いつかなくなり、気づけば室内は物があふれた状態に。Aさんが仕事から帰っても、家の中に安らぎを感じられなくなっていきました。

すれ違いが重なるうちに夫婦関係にもひびが入り、最終的に離婚という選択をされました。お子さん2人はAさんが引き取ることになり、シングルファーザーとしての新生活がスタートしました。

 

ローン滞納に至るまで

離婚後、Aさんは収入を増やそうと外資系の保険営業へ転職しましたが、成果が出るまでに時間がかかり、思うように収入が伸びませんでした。子育て費用や生活費を優先するうちに、住宅ローンの返済が後回しになっていき、気づいたときには6か月分の滞納になっていました。

代位弁済の通知が届いたとき、Aさんは「もう手遅れかもしれない」と感じながらも、わらにもすがる思いで相談窓口の扉を叩いてくださいました。

 

ご提案と解決までの道のり

初回の面談では、まずAさんの気持ちをしっかりお聞きすることから始めました。状況を整理すると、固定資産税の未納が数年分あり、差押リスクも抱えていることがわかりました。そこで、債権者への任意売却交渉と並行して、市区町村への分割払い協議も進めることをご提案しました。

室内の状態については、Aさん自身がとても几帳面な方で、「売るためなら自分でやります」と率先して片付けや清掃を続けてくださいました。内覧のたびに丁寧に整えていただいたことが、購入希望者の方々への印象アップにつながりました。

債権者との価格交渉も粘り強く進め、現実的な条件での合意にこぎつけることができました。

 

売却後の新しいスタート

売却が成立したころ、Aさんはご両親の協力を得ながら引っ越しを済ませ、新しい住まいでの生活を始めました。また、任意売却の活動と並行して転職活動も続けておられ、固定給の安定した職場への就職が決まりました。

「子どもたちのためにも、ここからちゃんとやり直せます」とおっしゃっていたAさんの言葉が、今でも印象に残っています。

 

お客様の声

売れるかどうか、本当に不安でした。近所でも似たような状況の家がなかなか売れていたので、正直あきらめかけていました。でも、価格の交渉から役所とのやりとりまで一緒に動いてもらえて、気づいたら前に進めていました。室内の片付けも「自分にできることをやろう」と思えたのが、気持ちの切り替えになった気がします。本当にありがとうございました。

 

担当者より

Aさんは最初、心が折れかかっている状態でいらっしゃいました。でも、一つひとつの課題を一緒に整理していくうちに、みるみる前向きになっていかれました。室内の清掃も、内覧の立ち会いも、役所への対応も、すべてに真剣に向き合ってくださったAさんだからこそ、3か月という期間で解決できたのだと思っています。

どんなに荒れた状態でも、どんなに滞納が重なっていても、諦める必要はありません。

まず話してみることが、前に進む第一歩です。